- (ア)NPOピーナッツクラブ西千葉(2003.5)の立ち上げ
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ぎやまん亭内に飾られたピーナッツギャラリー ピーナッツクラブの活動状況が掲示されている。 真中の女性は、ピーナッツクラブ専従職員の佐久間さん |
堂本千葉県知事が、日本でNPO活動するにおいて一番活動しやすい県にしようと「NPO立県」を政策表明した。このNPOの不特定多数の利益のために活動するという趣旨と、ピーナッツクラブの「千葉県民の住みやすいまちをつくる」という村山氏の理念とは同じである。しかし、その一方で千葉県は、予算を使い、人(県職員)も使い、住みよいまちとするために対応しているが、600万県民を抱え財政的に苦しんでいる状況である。そこで、多数の人が活動しやすいNPOを立ち上げ県民のためにというのが堂本知事の理念である。そこで、我々も非営利で活動を行っているということ、またピーナッツクラブとして西千葉で活動する人たちが多くなったということで組織を整備しようということで、NPOピーナッツクラブ西千葉を立ち上げた。これは、活動をしやすくするために事業を実施し、その事業で得たお金をもって、またNPO事業に充てていこうとするためです。
- (イ)NPOピーナッツクラブ西千葉の事業
この4月に街路樹の下の花植え事業を初めて千葉東高校、千葉大学、千葉経済大学、敬老会、商店街と地域住民の110名で行った。これが、クラブとして行った参加型で、学生と一緒に行なった最初の事業であった。その後、5月に名古屋市の大曽根中学校から修学旅行の40名が地域通貨ピーナッツクラブの勉強のためということで対応した。これは、その学校の先生がNPO活動をしていたことが、このピーナッツクラブとネットワークが繋がったことによるものであった。また、同校生徒の160名が、“森づくり”、“NPOの勉強”、“地域通貨の勉強”、“東京下町の探検”とそれぞれ分かれて行った。これらを、NPO法人ボーンセンターが総枠の企画を行なった。これは、例えばひとり5万円の費用とすると、50,000円×200人=10,000,000円の観光事業であり、近畿日本ツーリストと提携し千葉房総の農業とこの地域通貨の商業を体験し、東京ディズニーランドに行って帰るとういう観光ルートができたことになる。この観光事業をNPOが仲介したこと、及びその観光ルートに地域通貨が入ったことが非常に大きなことと受け止めている。最近、千葉市がこのことを全国の中学校と高校に広報するためにパンフレットを作った。千葉県内では、川崎製鉄、東京電力、千葉プリンスホテル等の大企業が中心であるが、この小さな名のないゆりの木商店街が地域通貨「ピーナッツ」ということでこの観光パンフレットに記載された。なぜなら、この体験学習会が、県や商工振興会等で行なったのではなく、NPOが実施したという今までとは異なる主体でなされたことによる先例事例となったからである。このように、県内に今までと違った流れが出来てきた。このことは、3年前に地域通貨「ピーナッツ」をはじめたときからすると考えられないことでもあった。これは、お金でない地域通貨を活用してみると1年間は大したことはなくても、2年目に何かが起こるかもしれない、また3年経つともっと何かが起こってくるかもわからないし、またお金でない地域通貨を絶対的に理解できたときには全く新しい何かが起こってくると我々は考えている。
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| ゆりの木商店街での体験学習の新聞の切り抜き |
また今度、千葉大学(工業デザイン工学科環境デザイン研究室)の清水教室に介護ケアサロンとまちづくりに参加してもらうが、これも地域通貨があったからこそ繋がった。これにより、大学と地域通貨とのネットワークもできてきたし、7月にはハウジングアンドコミュニティ財団の助成事業として「商店街・地域通貨サミットwithピーナッツ」の開催と活動が広がってきたというのが最近の状況である。
このゆりの木商店街で起こった地域通貨「ピーナッツ」が、もうひとつの松波商工振興会を活性化させた。また今度は、天台町に3年間でより改善させたピーナッツのシステムでまちを活性化させようとしている。
- (ウ)住民参加のまちづくり
例えば、花の植え込みに行政が花を植えて枯れたときに行政が撤去するスペースと、住民参加による花のスペースとは全く見た目は同じものできれいである。しかし、仮に4月にそのスペースに行政が花を植えたとすると、植えるのも行政、枯れたときに撤去するのも行政と、住民は全く参加しない。何をするかといえば、入れ替え時期に、枯れてきているから水をやりなさい、また撤去しなさいと苦情の電話をするくらいである。しかし、我々の住民参加型では、我々自らが行なう。というように、行政で行なうことも大事であるが、みんなの参加型で行なうことも大事である。その場合に、「花でまちをきれいにしよう」とするときには、プランターではなくオブジェにして、花を多くするのではなく緑を多くしていくこと。それは、花を多くすると何年も続かなくなる。というように、何か形の見えるものをテーマに地域通貨を進めることがいいのではと考える。
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